About Navagraha


 

 

 

Navagraha(ナヴァグラハ)とはサンスクリット語で、9つを意味するNava「ナヴァ」、と星や天体を意味するGraha「グラハ」の複合語です。

ナヴァグラハの9つの星とは、太陽、月、火星、水星、木星、金星、土星、ラーフ、ケートゥ※1を指していて、
伝統的な宇宙論であり、全宇宙を意味しています。
宇宙には無数の星がありますが、ナヴァグラハの9つの星は地球上の生命に影響を与え、特に重要だとされています。

人とナヴァグラハは、人と宇宙は本質的にひとつである※2。という考え方に基づき、
古くから広くアジアで“世界のすべて”として考えられてきました※3

ナヴァグラハの世界では、人は生まれながらに影響を受ける星をこの9つの中に持ち、
その星と同様の性質の個性を持ち、生涯を通して影響を受け続けると言われています※4

 

インドには、ナヴァグラハのうちの1つまたは9つすべてを奉納している寺院がさまざまな地域にあり、
特に南インドのタミル・ナードゥに点在するナヴァグラハ寺院群は
星に祈りを捧げるための寺院として有名で多くの巡礼者が訪れています。

 

※1 ラーフ、ケートゥは太陽と月の交点で日食や月食のおこるポイントです。北半球でのポイントをラーフ、南半球でのポイントをケートゥといいます。ラーフやケートゥは星ではありませんが、他の星と同じように強いエネルギーを持つポイントとして星と同じように扱われています。
※2 宇宙と人とは、ミクロコスモス⇄マクロコスモスであり自己相似的でフラクタルな構造を持つ、などの考え方。
※3 望遠鏡などの無い時代による肉眼での天体観測によって成立した古典天文学の宇宙論。
※4 ジョーディッシュ、インド占星術、ヒンドゥー占星術の元の考え方。


Painting Image


それぞれの作品は「9つの星」の性質からインスパイアされています。

「9つの星」それぞれの性質を知り、作品をもっと楽しみましょう。

0. Navagraha ナヴァグラハ

 

ナヴァグラハとはサンスクリット語で、9つを意味するNava「ナヴァ」、と星や天体を意味するGraha「グラハ」の複合語で、この「9つの星」の絵の全てを表しているのと同時に、「9つの星」が古典天文学上で地球から肉眼で見えるこの宇宙のすべてを意味することから、「この世界の全て」を表しています。
9つの星々には個々にポジティブな部分とネガティブな部分の特性がありますが、9つの星のそれぞれすべてが揃うことで、この世界は調和することが出来るとされています。

1. Sun 太陽

 

太陽は人々の輪の中でエネルギーを与える役割を持っていて、リーダーとなる資質に恵まれています。他者への奉仕に積極的で、心が広く裏表がありません。束縛や干渉、協調性を求められることが嫌いで総合的には強情ですが、積極的で楽観的、間違いはすぐに改める素直さを持っています。また新しい事や楽しそうな事を取り入れることが大好きですが、結果に対してはあまり熱心ではありません。真面目で正直、道徳的・堅実さ・厳密さや実践を大切にし、そのイメージや評価も大事にしているため、他者の行動にイライラする傾向もあります。
人生の様々な局面で助けられる幸運を持っています。そのため周りからは幸運な人だと思われることが多いのが太陽のイメージです。

2. Moon

 

月は他者に依存し、周囲の環境にとても影響されやすい傾向があります。
穏やかで控えめな天性の平和主義者で争いごとや揉め事、激論や批判を好まず、仲裁が得意です。
感受性が豊かで優しくロマンチックな雰囲気が大好き。他者への配慮と優しさにあふれ、母性的な愛情に溢れています。
明晰な思考と優れた知性を持ち、直観力や創造力に優れ、発想や発明の才能もありますが、重要な決断をする事や責任を負う事は苦手で優柔不断でもあるので、有能なリーダーの元で力を発揮する方が向いている、というのが月のイメージです。

3. Jupiter 木星

 

木星はグル(指導者)と呼ばれるように、優れた知性と助言の能力を備えています。
野心的で独立精神が旺盛。成功することを強く望み、そのために邁進します。自分の努力が評価される事を好むため、結果だけでなく途中経過の段階でも評価されたがります。小さな物事より大きな物事に興味関心があり、未来志向で新しく物事を始めるのが大好き。楽観的で積極的。元気でユーモアのセンスに優れ、特に人を惹きつける話術を持ち言動にパワーがありますが、内心は慎重で小心な一面も持ち合わせています。また経験を重視し、訓練や修行にも果敢に挑むのが木星のイメージです。

4. Rafu ラーフ ※月と太陽の交点(北半球)

 

ラーフは突発的な変化や浮き沈みの激しい、波瀾万丈で試練の多い道を歩んでいく性質です。そのため困難に遭遇しても辛抱強く耐えて、逆境にも正面から向き合い、1人で孤独に乗り越えようとします。ラーフは人に試練と忍耐、大胆さを与えるので、試練の道を歩みながらも強い意志と努力、苦難を耐え抜く精神力を持ちます。また孤独は苦手ではないので身近な人に本音はなかなか打ち明けず、秘密主義でもあります。
日々変化が多いため安定を求める傾向があり、何かしらの価値基準や形式にこだわりますが、平凡なことは嫌いで極端な性格なため、周囲を混乱させることもあり、変わった人と評価されることが多いのがラーフのイメージです。

5. Mercury 水星 

 

水星は既成の概念にとらわれず、速さと多様性を好み、自由に素早く行動することを好む星です。
好奇心旺盛で常に新しい経験を求めます。いつでも新しい行動の計画を考えていますが、長期にわたる計画を立てることは苦手です。
一度興味を持ったことは素早く実行するので、その行動は衝動的とも言えます。水星は行動を制限されたり束縛の多い環境やルーティンの多い環境では本来の力を発揮できません。
頭の回転も早く、分析力に優れ、説明や説得が得意ですが、直感的なため相手の話を最後まで聞くことが苦手で早合点してしまうことも多いのが水星のイメージです。

6. Venus 金星 

 

金星は美しさ、心地よさ、気持ちよさ等の感覚を愛し、感情を表に出すことは少なく争いを好みません。調和することを重んじるため、真・善・愛を尊重します。洗練された趣味を持ち、身だしなみに気を遣い、人生の全てに美しさを求めています。行動する前によく考えるため何事も遅くなりがちですが、何事もゆったりとしたテンポが好きなので気にする事はありません。
美的センスは高く鋭い感性を持ちます。優れた芸術を愛し、また自らも何かしらの創作活動をします。この感性が快楽のみに向けられると美食や贅沢、惰性に流されることや享楽的になってしまうのが金星のイメージです。

7. Ketu ケートゥ ※太陽と月の交点(南半球)

 

ケートゥは純粋さと精神性の高さを持つ星です。鋭い観察力と直観力があり理知的な雰囲気を持ちます。いつも何かの思索に没頭しています。内面の世界に入り込んで物事を突き詰めて考えることを好み、入り込み過ぎて他人から理解されないことがあります。人の心を見極める識別眼があり、簡単に騙されるようなことはありませんが、自己分析は苦手で空想や理想に入り込んでしまいます。また他人に厳しく自分に甘い傾向があります。理念を重視し、真理を求める気持ちが強い理想主義者なのですが、同時に物質主義的、功利主義、実利主義な側面も持っています。世俗的な人間関係を煩わしく思い、孤独を愛するのがケートゥのイメージです。

8. Saturn 土星

土星は統率力や組織力に優れ、目標に対して戦略的に挑み、困難な場面でも冷静沈着に対処して成功へ導くことが得意です。そのためリーダー的なポジションに立つことの多い星です。意志が強固で偽善や不正を嫌い、真面目で真剣な生き方をし、どのような困難も忍耐力と強い意志で克服。努力もいとわず目的を達成するまで諦めません。負けず嫌いのところがあり大きな成果ではないと満足できません。常に大きな成功を望みます。
度量は広いのですが、やや短気でプライドが高く、寛容さには欠けるところもあります。あまり社交的ではなく堅苦しいイメージもありますが、思いやりのある優しい心の持ち主というのが土星のイメージです。

9. Mars 火星

火星は常に闘志を燃やし、どのような種類の競争にも果敢に挑み、強い意思や熱意で行動をします。そのためにふりかかるリスクや災難にも怖気付くことはなく、大きな自由さ・大胆さ・率直さのパワーを発揮します。
外面的には厳しく激しい傾向があり、すぐに口論となりやすいですが、恨みを引きずることはありません。純粋で善良な精神を持った博愛主義者でもあります。短気で攻撃的・好戦的な反面、博愛主義者で慈悲深く、内面はロマンチストで批判を受けて傷つくことの多い星です。
論理よりも感覚を優先し、自立心が強いので他人に面倒をかけるのを嫌う一匹狼なのが火星のイメージです。