インド・スリランカのお見合い結婚

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こんにちは、Nityaニティア・スタッフのchieです。

 

 

 

大人になれば、誰しもが気になる恋愛や結婚の事。

 

 

日本では、今やほとんどの場合が恋愛結婚となっていますが、少し前まではほとんどがお見合い結婚でした。

そして恋愛をして結婚する事が当たり前となった現在、段々と、結婚は1回ではなく、複数回することが多くなってきています。

 

 

子孫を残し、家系を繁栄させていくという結婚の意味合いが薄れてきた今。

ここで何度か触れているインドやスリランカの結婚事情についてご紹介しようと思います。

 

 

 

 

 

 

 

インドやスリランカの結婚は、今でもお見合いが主流です。

もちろん恋愛結婚も無いという訳ではありません。今では恋愛結婚はとても多くなってきていますが、お見合い結婚ほど多くはありません。今でもお見合いにて結婚するという事がとても多いのです。

 

 

 

 

そして何度かご紹介しましたが、占星術(ホロスコープ)によるマッチング(結婚の相性)がとても重視されています。

 

 

 

こちらはインドの結婚相手募集の新聞広告ですが、インドやスリランカの日曜日の新聞には、結婚相手を探す個人の広告がたくさん溢れています。

 

 

 

 

お見合い相手募集の広告は、花嫁求むコーナーと花婿求むコーナーの2つにカテゴリー分けされて整理され、そのカテゴリーはさらに、宗教や出身地、カースト(家業)、職業、マンガリック(火星の影響の強い人)などに細分化されています。

マンガリックについては後で説明しますが、最近ではNRI(外国に居住するインド人)とコスモポリタンというカテゴリーが登場して、上昇志向の都会の若者たちに人気があるようです。

中には効率よく相性の良い結婚相手を探すために、ホロスコープの概要を公開している方も多くいらっしゃるようですし、そうしたホロスコープでの相性をみて相手を探したい都市型の人々のためのマッチングサイトも多くなってきているのだとか。

 

 

結婚にホロスコープを取り入れるのは、普段の生活でも星の動きをとても重視しているためです。

インドやスリランカのカレンダーには、星の動きにまつわる祝日がたくさんあり、星の動きは国の国事を決める大切な指標となっています。

 

 

インドの2020年11月のカレンダー。
月や星のマークがたくさん付いていて、興味津々のカレンダーです。

 

 

ガネーシャが今日は付いているみたい。インドとスリランカの融合地点、タミル地方の1日カレンダー。
tamildailycalendar.comよりお借りしました。

本日のホロスコープ付きでとっても興味深い...

 

 

最後は携帯でいつでも見られるスリランカのアプリ用カレンダー。

月の満ち欠けである新月、上弦、満月、下弦はしっかりと明記しているのがスリランカらしいカレンダーです。

 

 

 

インドやスリランカで、カレンダーが縦書きなのは一般的で、最近になって横書きが多くなってきたカレンダーたち。縦書きだと7日間の曜日の強調をとても強く感じるのは私だけでしょうか。この縦書きのカレンダー、私はとても好きなのですよね。

 

それはさておき、星の動きは、絵本の中の物語の出来事などではなく、ごく自然のこととしてリアルな私たちの生活の線上にきちんと乗っています。

 

 

 

ホロスコープは、個人の生まれた瞬間の天体(惑星や星)の位置情報とその影響力が詳細に書かれた特製の図なので、人ぞれぞれ違いがあるのですが、共通しているものもあります。

それは何の星の影響が強目なのか、どうか、ということ。

ホロスコープでチェックされる惑星や星は全部で9つなので、「私は太陽の影響が強いみたい」「私も」このような感じで1/9の確率で共通するのですね。

 

 

よくご存知とは思いますが、ホロスコープでチェックされる9つの惑星や星を今一度ご紹介します。

 

1.太陽 2.月 3.木星 4.ラーフ 5.水星 6.金星 7.ケートゥ 8.土星 9.火星

 

 

その中でも、9番目の星である火星の影響がとても強目の場合、その人たちをマンガリックといいます。

マンガリックとは、火星の影響をとても強く受けて生まれた人という意味です。

 

 

ここで、マンガリックについてお話しすることは初めてですが、インドやスリランカの結婚においてマンガリックは、マンガリック同士が良いとされていて、マンガリックの適齢期の知り合いがしばらく見つけられない場合でも、マンガリックの良い相手を探し続けることが多いようです。

 

お見合い用のホロスコープは、一般的なホロスコープと何ら変わりはないのですが、ホロスコープに基づいた36の特質がリストアップされており、占星術師がお見合いの過程で、結婚生活が上手くいくかどうか調べるために花嫁と花婿の特質をできるだけ一致させようと試みます。

マンガリックは、星の影響の特質の中でも影響の際立つものとして、一致するのはマンガリック同士だけとされているようですが、マンガリック以外の人々でも当然、理想通りのマッチングというのはなかなか難しいものなので、大抵の場合、両親や家族の中の長者が相手方と交渉したりするのはもはや当たり前のことのようです。

 

 

ひと組の男女が夫婦としてつりあうようにする。

 

 

これが、インドやスリランカで結婚のためにお見合いをする目的なのですが、このお見合いでの結婚をすると、恋愛結婚をした人々よりも離婚率が低いのだそうです。

 

 

 

 

 

 

Chie

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