Nityaニーチャスタッフのchieです。
前回のブログでダイヤモンドの伝説などをお伝えしましたので、今回はそのダイヤモンドを簡単に本物かどうか見分ける方法をいくつかご紹介したいと思います。
宝石の王様といわれるダイヤモンド。
ナワラトゥナ(ナヴァラトナ)ではダイヤモンドは金星の宝石です。
ダイヤモンドは貴重で高価な宝石ですので、お持ちのかたは皆さん大切にされていらっしゃると思います。
もちろん、自分の持っているダイヤモンドは本物!だとは思いますが、とても簡単ですので、お時間があれば試してみると面白いかもしれません。
ダイヤモンドの硬度を調べてみる
持っているダイヤモンドでガラスを引っ掻いてみてください。
もしあなたのダイヤモンドの方に傷が付いたら、それは残念ながらダイヤモンドではないようです...
本物のダイヤモンドはモース硬度が10と最も硬いランクの宝石です。
モース硬度とは、宝石などの鉱物を「あるものでひっかいたときの傷のつきにくさ」の硬さの指標です。
ダイヤモンドのモース硬度が10というのは最も硬い指標になりますので、ガラスを引っかいてもガラスに傷が付き、ダイヤモンドはびくともしません。
モース硬度は「たたいて壊れるかどうか」の硬さの指標ではありません。
宝石は衝撃にとても弱く、モース硬度が10のダイヤモンドであってもハンマーで叩くと簡単に割れてしまいますのでご注意くださいね。
ダイヤモンドの屈折率を調べてみる
辞書などの小さい文字の上にダイヤモンドを置いてみてください。
ダイヤモンドを上から見て、下に敷いた小さな文字が、もし、なんとなくでも文字だと判別できるほど透けるようなら、それは残念ながらダイヤモンドではないようです...
ダイヤモンドにはたくさんの光を跳ね返す性質があります。
ダイヤモンドの下に小さな文字を置いて上から見ても、文字だとわからないほど光を跳ね返すのが本物のダイヤモンドなのです。
ダイヤモンドに息を吹きかけてみる
ダイヤモンドに直接「はぁっ」と息を吹きかけてみてください。
息を吹きかけてダイヤモンドが曇って3秒〜4秒以上ももし続くようであれば、それは残念ながらダイヤモンドではない可能性が...
天然のダイヤモンドは熱を瞬く間に逃がす性質があります。
だから息を吹きかけた後、水蒸気はすぐに消えてしまいます。
しかし、天然のダイヤモンドではないのであれば、すぐには熱を逃がすことができないはずです。
ダイヤモンドをルーペで見てみる
拡大鏡や虫眼鏡でも大丈夫ですので、ダイヤモンドを見てみてください。
もし全くクリアで内包物もなく透明だった場合、それは残念ながらダイヤモンドではないようです...
天然のダイヤモンドは宇宙が作り出した美しく神々しい結晶です。
ルーペでダイヤモンドを観察すると必ずインクルージョンという無数の内包物がみつかるはずです。
インクルージョンはその宝石のDNAとも呼ばれています。
専門家が見れば、その宝石がどこで採られたものなのかがわかるほど、その土地の特徴が刻まれているのがインクルージョンなのです。
また、以上でご紹介したようには簡単にはできないかもしれませんが、ダイヤモンドの他の見分け方を少しご紹介します。
ダイヤモンドの重さをみてみる
よくダイヤモンドと間違われる事が多いキュービックジルコニアなどはダイヤモンドの2倍も重いものです。
本物のダイヤモンドと、怪しいなと思っているダイヤモンドの重さを比べてみるのもよいかもしれません。
ダイヤモンドをブラックライトに当ててみる
ブラックライトに当てるような機会があれば、ダイヤモンドを見分けるチャンスです。
本物のダイヤモンドはブラックライトの下では青くぼんやりと光ります。
いかがだったでしょうか。
どれも簡単な方法ですが、2つほど組み合わせて確かめてみるのが良い方法かもしれません。
でも、もし大切なダイヤモンドが偽物だとわかってしまったら、そのダイヤモンドに込められた美しい思い出も失ってしまうかもしれません。
大切なダイヤモンドが宝物だという事に変わりがないのであれば、あえて確かめない、というのも私は良いのではないかと思います。
Chie