こんにちは、Nityaニティア・スタッフのchieです。
今回は、丸3日間滞在したジャイプールを後にし、プシュカルを経由してジョードプルのある西へと移動をしていきます。
途中、インドでも数箇所しかないブラフマー神をご本尊としている珍しい寺院へもいきますよ。
せっかくインドに来たのだから、有名な巡礼地を現地の作法で参拝してみましょう。
まずは、ジャイプールからプシュカル、ジョードプルの位置関係を。
ジャイプールからジョードプルまでは約330km。
砂漠の荒地をどんどん西へと専用車を走らせ、みんなで移動します。
途中、立ち寄るプシュカルはヒンドゥー教の静かな聖地として巡礼に訪れる人の多い場所です。
他の有名なヒンドゥー教の巡礼地、例えばバラナシやハルドワールなどと比べて、プシュカルはのんびりとした雰囲気があり静かなのが特徴。
巡礼地を訪れるなら、私たちには熱気のあるバラナシやハルドワールよりも、プシュカルが穏やかでいいかもしれません。
プシュカルは、砂漠のラジャスターン州の小さなオアシス都市。
インドでプシュカルに巡礼に訪れる人々は、町のほぼ中央に位置する湖で沐浴をし、ブラフマー寺院で世界の創造主であるブラフマー神に祈りを捧げます。
ブラフマー神とは何?という方も多いと思いますので、ここでご説明をしますね。
ブラフマー神とは、ヒンドゥー教の3大主神の一人です。
ヒンドゥー教って神様がいっぱい居て、よくわからない…と思うかもしれません。
確かにいっぱいいますよね。
その中でも3人、キーとなる神さまが居まして、
世界の創造神である、ブラフマー
世界を維持する神である、ヴィシュヌ
世界を破壊する神である、シヴァ
この3人の神さまはとても人気があり、またブラフマンは、ヒンドゥー教の元となる、梵我一助(ぼんがいちじょ)や輪廻転生(りんねてんせい)の考え方に深く関わる神さまです。
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梵我一如(ぼんがいちじょ)とは
自然的世界の根本原理であるブラフマン(梵)と、人格的な自我の原理であるアートマン(我)が同一であるという思想。
これらが同一であることを知ることにより、永遠の至福に到達しようとする思想。古代インドにおけるヴェーダの究極の悟り。
輪廻転生(りんねてんせい)とは
宇宙の全てを司るブラフマンは不滅のものであり、それとアートマンが同一であるのなら、アートマンも不滅のものである。
個人の肉体が死を迎えても、アートマン(我)は永遠に存続するということ。
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プシュカルは、世界の創造神であるブラフマーを祀っているブラフマー寺院があり、ヒンドゥー教の巡礼聖地となっている場所。
私たちも礼に習って参拝してみましょう♪
※沐浴はしません
寺院を参拝の際に、カメラを持つことや足や腕の見える服装はNG。
これはインドで寺院を参拝する際にはどこでもですね。
花輪・お菓子・お線香などが寺院の周りで売っているので買ってお供えをし、ドネーションを100ルピー程度するのがセオリー。
※花輪やお菓子、お線香は各10ルピー、ココナッツ30ルピー程度です。
お供えをしたら、世界の創造神にお願いをすることができます。
みんなは何を願うのかな...
お願いごとが終わったら忘れてはいけないのが、ご本尊の建物の周りを時計回りに3周すること。
またお供えのお菓子は「パルシャート」と呼ばれ、開運スイーツなのでぜひもらって食べましょう♪
町を散策した後は一路、ジョードプルを目指し、さらに西へと進みます。
ジョードプルの町は、漫画ONE PIECEのアラバスタ王国のモデルとなったのだとか...
その町の様子などは続きの⑦でご紹介しますね。
Chie