Nityaニーチャスタッフのchieです。
ムーンストーンの季節となりました。
ムーンストーンはその名の通り、月を象徴する宝石で女性性や感情を多く反映するとされています。
特に愛情に関する感情を高めるとも言われていますので、私たち女性はみんな好きな宝石なのではないでしょうか。
最近のNityaの生まれた瞬間の星の視座で宿命をみるオーダーホロスコープをご注文された方の中に、幸せを運ぶ宝石がムーンストーンの方、というのは案外少ないのですが、診断される宝石でなくとも、私個人的にはムーンストーンは女性として身に着けたいなと思う魅力的な宝石のひとつです。
今回はそんなムーンストーンをご紹介しようと思います。
月のパワーが愛をもたらす宝石ムーンストーン
月の光を閉じ込めたかのようなミルク色のムーンストーン。
この優しい乳白色の中に青白い光彩があり、それが月の光のように見えるためにムーンストーンという名前がついたと言われています。
また古代ローマでは月の満ち欠けによって石の輝きや表情が変わると言われていました。
古代の西欧思想では「類似性の法則」という科学が一般的に広まっていて、ムーンストーンはまさに月に似ているということから、月の性質をもった宝石とされてきました。
古代ローマではムーンストーンは月の女神セレニにちなんで「セレニティス」と呼ばれるほど月の象徴とされていました。
当時、月は女性性や愛情を司るとされていたので、そのままムーンストーンは愛の感情を高め、恋愛を成就させる宝石として愛されていたんですね。
またムーンストーンは満月の日に身につけると将来の恋人に出会うことができるとされる宝石だったようです。
ムーンストーンの未来を予知するとされる不思議なお話はイギリスでもとても有名で、16世紀のイギリス国王エドワード6世はムーンストーンで未来を予知し、政治に使用していたという伝承が残っているほど。
インドでも満月の夜にムーンストーンを口にふくむと神から未来へのお告げがいただけると言われているのだそうです。
ムーンストーンの持つ女性性や愛情と未来を予知するパワーが繋り、将来の恋人を連れてくる宝石になったのかもしれません。
今でもムーンストーンは恋人たちの宝石としてとても人気があります。
ムーンストーンは、持つとあたたかい感情を引き起こすと言われていて、ヨーロッパやインドでは恋人に贈る最適な宝石と考えられています。
また中国でも月下老と呼ばれる縁結びの神様がいつもこのムーンストーンを身につけていて、縁のある男女に祝福を与えると言われているのだとか。
ムーンストーンはナワラトゥナ(ナヴァラトゥナ)の9つの宝石のひとつでもあります。
ナワラトゥナ(ナヴァラトゥナ)の中のムーンストーンは月とリンクし、他の9つの宝石と一緒になって1つのパワーを発揮するものですが、月の個別の影響に関係しないというわけではありません。
そのひとつひとつが対応する惑星のパワーを発揮して、ポジティブな影響を伸ばしネガティブな影響を抑えて、個性を輝かせるのがナワラトゥナ(ナヴァラトゥナ)です。
あなたの月の影響にナワラトゥナ(ナヴァラトゥナ)のムーンストーンもきちんと力を発揮してくれますよ。
ナワラトゥナ(ナヴァラトゥナ)の9つの宝石の中にムーンストーンが選ばれていることを、長い歴史の中から読み解いてみると面白いものです。
個人的には今の季節よりも、少ししっとりとした秋の方がムーンストーンには似合うような気がするのですが...
そんなことを思うのも、また月のせいなのかもしれませんね。
Chie