こんにちは、Nitya(ニーチャ)スタッフのchieです。
今年は、本当に暑い日が続いていますね。
もう、ぐったりとしてしまう程でありますが、みなさまも体調管理に気をつけて、過ごしていただければと思います。
さてナワラトゥナ(ナヴァラトナ)を身につけると、そこに宇宙との門であるヤントラが現れると言われているのはご存知でしょうか。
今回は、ヤントラとナワラトゥナ(ナヴァラトナ)についてお話させていただこうと思っています。
ヤントラとは何でしょう? という方もいらっしゃると思いますので、まずヤントラを説明致しますと...
ヤントラとは、サンスクリット語で「道具」という意味。
ヤントラは、目には見えない宇宙の原理を視覚化したものとされている図形です。
また、古くからその図形を置くと、そこに特別な「場」が作り出され、宇宙と呼応し調和をもたらすと言われています。
ナワラトゥナ(ナヴァラトナ)は、宇宙そのものを表した青写真のようなお守りなので、宇宙と呼応し調和がもたらされるヤントラがそこに現れることはごく自然なことなのかもしれません。
では、ヤントラとナワラトゥナ(ナヴァラトナ)はどのような関係にあるものなのでしょうか。
ナワラトゥナ(ナヴァラトナ)とヤントラには同じ「アムリタ」という関係性があります。
この関係を知るために、「5つのアムリタ」をご紹介します。
ナワラトゥナ(ナヴァラトナ)の生まれたヴェーダ哲学には、「5つのアムリタ」と呼ばれる、より良い人生を全うするための方法があります。
またヤントラはその「5つのアムリタ」のひとつ、風のアムリタになります。
《5つのアムリタ》
空のアムリタ → マントラ
風のアムリタ → ヤントラ
火のアムリタ → 金属
水のアムリタ → 植物
地のアムリタ → 宝石
アムリタとは、サンスクリット語で甘露を意味し、インド地方の神話ではしばしば登場することがあり、飲むと不老不死を得られるとされる神々の神秘的な飲み物にあたります。
いわゆる「幸せな長寿」を叶えるものを意味していると考えています。
またその神々の飲み物とされる「5つのアムリタ」の5つとは五大元素における対応を示しているのだとか。
ヤントラの他に、空のアムリタとしてマントラというものがありますが、これもヤントラと同じものだと思って良いと思います。
マントラは、サンスクリット語では「言葉」を意味し、目には見えない宇宙の原理を音化したもの。
ヤントラとマントラの違いは視覚化したものなのか、音化したものなのかということになりますが、ヤントラやマントラには宇宙を表したものや星を表したものもあり、「太陽のマントラ」の音の振動数はルビーの持つ振動数と同じだとされています。
そして地のアムリタとしての宝石は、他の4大元素の空、風、火、水の性質も全て備えた万能的な働きをする貴重なものとされてきました。
何億年もの長い歳月をかけて地中で生成された宝石は、その生成される過程で、この宇宙のエネルギーや影響を受け続けて特別なものに仕上がります。
宝石は、人間の目に見える7つの虹と同じ光、それに紫外線と赤外線を合わせた9つの光の光線が、宇宙から降り注ぐエネルギーとして宝石にぎゅっと凝縮されていると考えられ、宇宙の星のエッセンスそのものだとされています。
その他、火のアムリタは金属とされていますが、金属はエネルギーを生み出す性質があるとされ、ヤントラや神像、法具の素材として、特別な比率で合金され使用されてきました。
中でも5種類の合金金属である、金、銀、銅、真鍮、青銅はパンチャローハと呼ばれ、ヤントラや宝石を固定するための神聖な金属と位置づけされています。
火のアムリタと地のアムリタという2つの甘露を、宇宙の法則で組み立て、風のアムリタを出現させるナワラトゥナ(ナヴァラトナ)は、まさに特別なお守りだったのだと考えられます。
ナワラトゥナ(ナヴァラトナ)は、ヴェーダ哲学から生まれた「5つのアムリタ」のアムリタを組み合わせた特別なお守りジュエリーでもあったのですね。
星は毎日止むことなく私たちに影響を与え続けています。
影響はポジティブにもネガティブにも作用しますが、もともと宇宙には、ポジティブやネガティブといった概念はありません。
これらのことを必然とすることも1つの捉え方ですが、ネガティブな物事に向かうことは、時に人を卑小な存在に貶めてしまうことがあります。
星の宿命を知り、予測できるネガティブな物事を回避することは、人生に喜びと余裕を生み出し、成長の助けとなることもまたひとつの真理でもあるでしょう。
ナワラトゥナ(ナヴァラトナ)は、ヴェーダ哲学から生まれた「5つのアムリタ」のアムリタを組み合わせた特別なお守りジュエリー。
身につけると、そこにヤントラが現れて宇宙との門が開かれるとされています。
ナワラトゥナ(ナヴァラトナ)はとても古くから歴史のある神秘的なジュエリーなので、様々な逸話も多く残されています。
ぜひ、多くの人に感じていただきたいと思っています。
Chie