ナワラトゥナ(ナヴァラトナ)を辿る旅 サファイアの石物語

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こんにちは、Nityaニーチャスタッフのchieです。

 

今回は今滞在しているスリランカで最もよく産出する高貴な宝石であり、ナワラトゥナ(ナヴァラトナ)の9つの宝石の1つであるブルーサファイアの伝説をお伝えしようと思います。

 

ナワラトゥナ(ナヴァラトナ)とは、アジア全般に伝わる「9つの星」が人に与える影響をより良い方向へ導くと言われる「9つの宝石」で出来たお守り。

また9つの宝石で出来ていることからナインストーンとも呼ばれています。

 

宝石にはたくさんの伝説があり、それがまた人々を惹きつける魅力だと思いますので、ここでも少しづつお伝えできたらと思っています。

 

 

神々に愛された神聖な宝石サファイア

 

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「ラジエルの書」というのをご存知でしょうか。

 

「ラジエルの書」というのは、ノアの箱船に登場するノアの祖父であるエノクが、稀にみる聖人だったために、古代の神々に愛され天界に連れていかれた際に、神がエノクに渡した「宇宙の秘密が記された石版」とされているものです。

 

神は「ラジエルの書」を代々人間の子孫に伝えるようエノクに命じ、内容をサファイアの石版に記したのだとか。

地上に戻ったエノクは最初に、エデンの園を追われたアダムに「ラジエルの書」を託しました。

 

しかし、「ラジエルの書」には宇宙の秘密の他に、天使を呼び出す方法やさまざまな魔法、また、天使もしらない天使の秘密までもが書かれていたために、そのような内容を人類に渡すのが許せなかった天使たちが怒って、「ラジエルの書」を子孫に伝えようとするアダムを妨害します。

そうしてサファイアで出来た石版「ラジエルの書」は人類から奪われて、天使によって海に捨てられてしまいます。
美しいサファイアで出来た「ラジエルの書」は海のブルーと溶け合ってしまい、アダムはみつけることが出来ません。
もう人々の手には戻らないと思った時、海の中から太陽を反射してキラキラ光る「ラジエルの書」を神が見つけて、再びアダムの元に戻ることになるのです。

 

再び人類に戻った「ラジエルの書」はエノクの孫であるノアにも伝承され、ノアは「ラジエルの書」に学び、大洪水が起きる前にノアの箱船を作りあげたと言われています。

 

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これは「ラジエルの書」の伝説ですが、サファイアで出来た石版に書かれているなんて、私には目も眩むようです...
古代の伝説に出てくる石版は宝石でできていることが実は多いのです。
たしか、「モーゼの十戒」に登場する石版もサファイアでできていたと言われています。

 

 

神々が英知を人類に授ける時にサファイアを使用する、と思うとサファイアをまた違った印象で見られるかもしれません...

 

 

Chie

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