美しい宝石ができるまで

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こんにちはNitya(ニーチャ)スタッフのchieです。

 

 

すっかり寒くなりましたね。今年は冬になるのが本当に早い気がしています。
街がどんどんクリスマスになっていく季節...

クリスマスほどキラキラと輝くジュエリーが気になる季節も他にありません。

 

そこで、今日はどのようにこのとても綺麗なジュエリーの宝石や天然石ができるのかを簡単にご紹介したいと思います。

宝石や天然石は、大地の奥深くでとても長い年月をかけてゆっくりと育まれたこの地球の美しい結晶です。

 

さて、どのようにして出来るのでしょうか...

 

 

 

 

まず宝石が大地の奥深くで作られるには、とてつもない圧力と想像を絶するほどの高熱が必要となります。

そういった環境があるのは地球のマグマのある層ですよね。

そう、もうご存知の方も多いかもしれませんが、ほとんどの宝石や天然石はこのマグマから生まれています。

 

 

高熱の液体のマグマは、比重が小さいので地下数km~数十㎞まで浮力によって上昇しますが、火山の噴火口などで見られるような地表近くまで上昇して急激に冷やされたマグマは宝石や天然石にはなりません。

 

この浮力によって地中深くで地層の亀裂に迷い込み、袋小路に入ってしまったマグマが美しい宝石や天然石となるのです。

 

袋小路に入ってしまったマグマは地表近くでもない場所に留められるので、とてもゆっくりと冷やされ、これ以上ないほどに成分が凝縮されます。

ゆっくりと凝縮していく過程で宝石の主成分を含んだマグマの水分が気化し地中に空洞を作り出します。
宝石や天然石はその空洞の中で数億年もかけてゆっくりと結晶化して作られるのです。

 

 

炭素の結晶であるダイヤモンドは地下150〜200km程度のマグマのすぐ近くの場所でゆっくりと育まれ誕生するのだそう。

アルミナの結晶であるルビーやサファイアもダイヤモンドのようにマグマのすぐ近くで育まれるそうですが、ダイヤモンドほどマグマの近くではないと言われています。

 

 

 

 

「この砂はみんな水晶だ。中で小さな火が燃えている」

 


 
~宮沢賢治「銀河鉄道の夜」より~

 

 

 

詩人・童話作家の宮沢賢治は天然石にとても熱心で、たびたび詩や小説の中に宝石や天然石を登場させています。

 

美しいこれらの石は想像力やイメージを増幅させるとても神秘的なものだったに違いありません。

そのような魅惑的な宝石や天然石が貴重なものとして愛される歴史は今も続き、更に進化を遂げて、もはや化学の基礎は天然石無しでは語ることができないほどです。

 

 

宝石や天然石も人と同じように一つとして同じものがありません。

 

数億年という長い長い年月を経て成長した美しいこの地球の結晶は、さまざまな色や形となって私たちにその起源を教えてくれているのですね。

 

 

古からのお守りジュエリー、ナワラトゥナ(ナヴァラトナ)の9つの宝石もその一つ一つが美しい地球の結晶です。

 

育まれる過程を知るとまた新たな気持ちで宝石やジュエリーを見ることができるかもしれませんね。

 

 

 

 

 

chie

 

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