スリランカの宝石採掘

 |  | 

こんにちは、Nitya(ニーチャ)スタッフのchieです。

 

 

今回は久しぶりに、スリランカの宝石の町ラトゥナプラを訪れましたので、ラトゥナプラの宝石採掘をご紹介します。

 

 

 

 

 

 

ラトゥナプラとは、スリランカの名前の由来になったとも言われている、世界的に宝石が採れることで有名な町です。

スリランカは、シンハラ語でスリ=光り輝く、ランカ=島、という言葉を合わせて作られ、光り輝く島という意味の国。

 

スリランカの由来には諸説ありますが、宝石が採れることで有名だったラトゥナプラには、冒険家のシンドバットも宝石を求めて旅をしたと言われていますので、光り輝くスリという由来は、本当に宝石が採れることから付けられたのかもしれませんよね。

 

 

そんな宝石の産地であるラトゥナプラは、とても小さな町ですが、今も宝石が採れることで有名な場所。

 

町の外れには採掘場がたくさん点在しています。

 

 

 

 

 

 

実はこの日は、スリランカの大きなお祭りペラヘラ祭の後で、採掘場は開店休業状態...

作業員はみんな、大きな宝石がたくさん採れるようにとお寺にお祈りに行ってしまっているのでした。

 

スリランカでは、お寺にお祈りに行く機会はとても大切にされています。

特にこのペラヘラ祭の後は、これから一年のお願い事をするのに最適なのだとか。

 

そんな静かな採掘場だったので、いつもより色々と見てまわることができました。

 

 

 

 

空気が薄くなるほど深く掘った穴の中に、木枠を組み、隙間にシダ植物を詰めて補強した縦穴トンネル。

ラトゥナプラでの伝統的な採掘穴の作り方です。

 

 

 

 

 

宝石の原石は、中に水を流し混んで、土を泥状にして泥と一緒に地上に戻します。

 

 

 

 

 

 

そうして地上で乾かして、土と原石の入ったものを集めたものが、これです。

 

 

 

たくさんの宝石の原石が入った土たち。

 

 

 

宝石は普通の石よりもずっと重いので、この土を少しづつザルに入れて水で洗っていくと、石と宝石の原石だけになり、さらに重いものと軽いものに選り分けていく作業を行います。

 

私はこの宝石選別の作業を見るのがとても好きです。

大抵は川や池のような場所に入って、3人くらいでザルをゆさゆさと転がすように操って選別しているのですが...

 

本日はみんなお寺で祈っているとのことで見ることができませんでした。

この選別風景を見るのを楽しみにしていたのですが、次の機会にここでまたお伝えできればと思っています。

 

 

ここで採れた宝石たちは、魅力を存分に伝えられるようにカットされると、だいたい原石の半分くらいの大きさになります。

 

次回はここラトゥナプラの研磨職人の長老がいる研磨工場の様子をご紹介しますね。

 

 

 

 

Chie

 

close

Join a News Letter

Copy Protected by Chetan's WP-Copyprotect.