宇宙新年、春分の日、春分点 

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Nityaニーチャスタッフのchieです。

 

三連休の中日いかがお過ごしでしょうか。
明日は春分の日ですね。

 

最近はだいぶ太陽の時間が長くなったように感じますが、この春分の日には「昼と夜の長さが同じになる」のだそう。

実際はほんの少しだけ昼の方が長いようですが。

 

本来春分の日には「自然に触れて、その素晴らしさを知る」という意味が込められているのだそうですが、農作物を育てる生活が中心だった昔は、太陽の時間が長くなるこの日からが活動のシーズン。

日本で春分の日は、作物の豊作を祈願する日だったのだそうです。

 

世界各地でもこの春分の日に向けて豊作を祈願するお祭りがあります。

 

 

先日行われたインドやネパールなどのホーリー祭。

 

また春分の日は、地球から見える星空の1年分をちょうど半分にした時の境目となります。

太陽が南から北へと移動するこの境目を春分点といい、その日が春分の日となり、春分の日には太陽は真東から上がり、真西に沈みます。

 

今年の春分点の通過は3月20日午後7時28分56秒だそうなので、20日よりも21日の朝日の方が真東から昇るように感じるかもしれませんね。

 

 

 

太陽が南から北へと移動すると言いましたが、実際には地球が太陽のまわりを周っているので、春分点は地球の自転の歳差(角度)の問題ですが、北半球の日本ではこれから太陽の日照時間が長くなります。

反対に南半球では、明日は日本でいうところの秋分の日となるので、これから太陽の日照時間が短くなるのですね。

 

 

昨年インドのジャンタル・マンタルという中世時代の天文施設へ行った際にも、星を観測する多くの機器が2つに分けられ、太陽がこの春分点や秋分点を通過する時を境にどちらかを使い分けていました。

 

 

 

 

北半球に太陽がある時の観測器具

 

 

 

南半球に太陽がある時の観測器具

 

 

天文学の世界では明日からが1年のスタート、宇宙での新年の始まりとなります。

 

 

また春分の日はお彼岸と呼ばれ、ご先祖さまのお墓にお参りをしてお供えのぼたもちを食べるのがよいとされています。

ぼたもちは面白いことに、春は「ぼたもち」なのですが、秋のお彼岸には「おはぎ」と呼ばれます。

私は地方で呼び方が違うのかと思っていたのですが、季節ごとの呼び名だったのですね。

 

私は先日、何年ぶりかのお墓まいりをしてきました。

 

みなさんもよい休日をお過ごしください。

 

 

 

Chie

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