Nityaニーチャスタッフのchieです。
5月になると初夏の爽やかな風に乗って、宝石がダイヤモンドからエメラルドへと移り変わります。
Nityaの生まれた瞬間の星の視座で宿命をみるオーダーホロスコープで診断される幸せを運ぶ宝石もエメラルドが当てはまる方が最近結構多くいらっしゃいますね。
宝石の女王であるエメラルド。
ナワラトゥナ(ナヴァラトナ)の9つの宝石の1つで水星を表す宝石がエメラルドです。
今回はナワラトゥナ(ナヴァラトナ)との関係が深い、エメラルドの石物語をいくつかご紹介しようと思います。
様々な効能をもたらしたエメラルド
エメラルドはベリル(緑柱石)に属する美しい緑色の宝石で、宝石の女王と言われています。
その美しさや価値の高さからエメラルドは古くからダイヤモンドと双璧を成すことでよく知られ、紀元前4000年~5000年の時代からすでに宝石として扱われていたと言われています。
また宝石の世界では3大宝石、5大宝石、7大宝石という代表的な宝石がありますが、エメラルドはダイヤモンドとともに、これら全てに含まれているとても美しく希少性の高い宝石です。
エメラルドは、古代ギリシャやローマではスマラグドス(smaragdos)と呼ばれて大切にされていましたが、エメラルドがヨーロッパの人々の元に届くようになったのはアメリカ大陸の発見後にスペイン人がペルーのエメラルドを発見してからなのだとか。
それ以前にはヨーロッパには本物のエメラルドはほとんど無かったのだそうです。
イエス・キリストが最後の晩餐に使ったことで有名な純潔のシンボルである聖杯はエメラルドで作られていたとも言われていて、エメラルドも純潔を保つ貞節のシンボルとされるようになり、禁を犯して男女が接触するとエメラルドが砕けると信じらたことから、男性から女性にエメラルドをプレゼントすることが浮気の防止とされていた時代もあったのだそうです。
また中世のヨーロッパの伝説では多くの場合、エメラルドは魔性を秘めた宝石とされていましたが、エメラルドはエメラルドグリーンと言われるように美しい緑色をしていることから、自然の豊穣や再生力をもたらす宝石ともされ、ローマ神話の中では庭園と耕作地の女神とされているヴィーナスに捧げられた宝石でした。
古代、エメラルドの美しい緑色は目に滋養を与える色として考えられ、ローマではエメラルドは「見ると目の疲れを癒し、視力を回復する」と言われていたのだそう。
インドでは完全なエメラルドはあらゆる種類の毒を消すことができるとされていて、下剤や消化剤として砕いて飲んで薬として活用され、憂鬱な気分を晴らす力もあるとされました。
また中東でも、エメラルドには心を満足させ、活気を取り戻し、身体中の痛みを消し、出血を止めるなどの効果があると信じられていました。
黄疸、肝臓病、結石、ライ病、ペスト(黒死病)にも効果があり、粉末を目に入れると目に入ったゴミまでとることができた、なんて事まで言われています。
現代の宝石療法のエメラルドの効能については古代や中世の人々が考えたことがそのまま伝えられているものが多く、特に精神的な面や興奮を押さえて気持ちを落ち着かせるという効能がクローズアップされているようです。
気持ちが落ち着いていれば、本来の力を発揮できる機会が格段に多くなりますので、様々な機会に、むしろ毎日身に着けていてもエメラルドのパワーの活躍が期待できそうです。
ナワラトゥナ(ナヴァラトゥナ)の中のエメラルドは他の9つの宝石と一緒になって1つのパワーを発揮するものですが、ナワラトゥナ(ナヴァラトゥナ)の9つの宝石は、そのひとつひとつが対応する惑星のパワーを発揮して、ポジティブな影響を伸ばしネガティブな影響を抑えて、個性を輝かせると言われています。
ナワラトゥナ(ナヴァラトゥナ)では、個別の惑星の影響の時期に対応できないと思うかもしれませんが、あなたの水星の時期にナワラトゥナ(ナヴァラトゥナ)のエメラルドもきちんと力を発揮してくれますよ。
ナワラトゥナ(ナヴァラトゥナ)は万能な惑星の星のお守りジュエリーです。
エメラルドがその宝石のひとつに選ばれていることが長い歴史の中からも少し読み解けますよね。
Chie